待ってました、3夜目はマクロス!です。
この作品は今回第4弾の3作品の中では衝撃的な出会いをした作品、というか、年齢的にも意識がはっきりしてきた頃(笑)に観た作品なので、思い入れもハマり具合も少々違います。はい、この思いをぶちまけるのはさておき、まずはレビューです。

※個人的に記録したものであり、基本的に番組進行と同じですが、少々記憶で補完させているところがあります。また、今回は思わず自分の感想や言葉を入れてあるところ(★)があります。

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

6月29日(水) 「超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか」(1984年)
監督:石黒昇 河森正治

司会 岡田斗司夫、乾貴美子
ゲスト 板野一郎、古厩智之、北久保弘之、深見梨加

◆岡田が「アニメファンの世代がアニメ作りの世界に実際に入ってきて作った作品。男らしいではなく、男の子らしいアニメ」と紹介。

◆作り手側のゲスト、メカ作画監督の板野一郎さん。緑色のつなぎ姿で登場。アニメを見るのに運動神経が必要と言われる名シーンを造った。「子供の動体視力をあげました」

◆作品の一部を放映。「この作品の魅力は作品を貫く独創的なSF設定と複雑な軌跡を描く戦闘シーンにあり。ロボットアニメでありながら青春恋愛映画でもある」とナレーション。

◆ここからしばらくTV版の話が続く。古厩智之が“農作業をしていたが放映時間に間に合わせるために慌てて、手をカマで切った”などの思い出を語る。
(★少々個人的な話に時間割きすぎでは・・・?)


◆物語のあらすじ。
「大きく言えば 宇宙大三角形(ゼントラーディ、メルトランディ、地球軍)=地球小三角形(輝、ミンメイ、未沙)という設定」(岡田)

◆北久保は“マクロス”に参加。ただしあまり思い出や記憶が無いそう。戦場(制作現場)を一緒に乗り越えたもの同士?板野との気のおけないやり取りが続く。
北久保: 「板野さんの噂はかねがね聞いていた。板野さんはオープニング(の作り)からスゴ イ。スゴすぎてどんどん崩れていく」
板野: 「北久保は手が遅くて使い物にならない。だから演出になったんでしょ」
北久保: 「そういうあなたも演出」

◆板野「TV版は半年間家に帰れなかった。吐血して診断書を書いてもらって“これで休ませてもらえなかったら医者に私が説明に行く”と言われた。制作進行や絵描きがどんどん辞めていった。」とTV版での思い出を
(★切々)
と語る。

◆アニメ制作の流れについて。
「絵コンテ」→「レイアウト」→「原画動画」→「彩色」→「撮影」 
(★現在の作成方法と違うのでしょうか?)

マクロスTV版では各パートに原画やセル画を運ぶ係りである“制作進行係”が、赤信号に車を置いたまま失踪。

◆マクロスの”生みの親”を岡田が紹介。
「まだ学生で、ガンダムのレイラさんを立体的に描いてパンツが見える!とスタジオのトレースマシーンで遊んでいた、河森正治(監督)と美樹本晴彦(キャラクターデザイン&作画監督)」が主なスタッフとなって制作。“現在”のお二人と思われる写真が登場。

(★今のお二人の詳細はよく知らないのですが、やはり成功したヒトはステキに変化していくんだよなあ~と思いました。だって昔アニメ雑誌で見たお二人の写真とは、ま、まるで別人・・・。個人的には特に美樹本さんは大人の男って感じでダンディで、銀座でデートして下さい!って一瞬、思った。 )


◆板野がマクロスに参加するきっかけ
「(河森と)安彦良和さんの“クラッシャージョー”の現場で会ったのが最初。バルキリーに衝撃を受けこれをちゃんと動かしたいな、と思った。」

◆(映画版マクロスは)超一流のセンスと中学生のセンスが合体している(岡田)。
北久保: 「マクロスがエポックになる、ヤマト、ガンダム、と並びかけた一瞬があった、けど河森さんの幻想の女性観が」
岡田: 「童貞臭の強い女性観」
北久保: 「リアル体験0(ゼロ)だからどこまでもトリップしちゃう」

(★このへん私の国語力不足か北久保さんのお話がよく理解できずに<なにが言いたかったのか?>書き写してます。内容的にカマトトぶってるわけじゃなし)


◆深見「河森さんはマクロス7で出逢ったときにはもう結婚されていて、地に足がついているという感じなんだけれど、すごくロマンチスト。マクロスプラスの方がもっと三角関係がドロドロしていたけどそれでも品がある。あれが(河森の)資質なのかなあ。と」

◆古厩「戦争があればいいなあ、参加すれば成長し大人になれる、と思っていた。しかし輝は戦争では全然大人にならない。ごく身近な人間関係の中でいろいろある。(★そういう中で成長していくものだという意味?)なのでこの作品は妄想だけではなくちゃんと着地ができていると思う」


・・・続きはその2でアップしたいと思います。
[PR]
by peppermint_y | 2005-08-18 17:00 | anime | Comments(0)

エースをねらえ!は夕方のTVで観てました。その後、クラスで回ってきた原作を読み・・・みたいな感じで、女の子なら、よほどのマンガギライでなければ一度は目にしている作品だと思います。

●司会の岡田さんはこの劇場版を絶賛。アニメの監督さんてジャンルに壁は無いのかな?「こういう監督さんは特異」と紹介はされていましたか、”ルパン”や”天才バカボン”を作った監督がまさかエースをねらえ!まで作っているとは思いもしませんでした。漫画家は作品に特徴が得意な分野っていうのが判りやすいですが、アニメ監督さんは本当に「職人」なんですね。

●さて、運動嫌いではないものの、持久走が大ッキライだったせいで、それが付きもの運動系部活に入ることは考えたこともないのですが、なぜか子供の頃、大人になったらテニスをやるもんだ、と思い込んでいました。(結局大人になってもやってない。)
コーチに抜擢されたひろみが羨ましかった。子供って先生に注目されたりとか、嬉しくないですか?
でもでも、ひろみのどこがそんなにキラリンとしていたの?この劇場版ではその疑問に答えてくれています。「宗方の“母の面影に似ている”から」と。
・・・う、ううーん、私もこんな答えをもらってもすっきりしないなあ。限られた時間中の纏め方とフォローは入ってますが、ほぼスポコンなのに感傷的過ぎる、と思うのですが。

●なにげに好きだったのがひろみ&マキのお友達関係。マキはいつもひろみを心配していていい子だなーという印象です。
夜話でもファッションを取り入れた作品、とのことですが、この二人が揃うとなんかオリーブ的、可愛い。色違いで二つ揃うと可愛いものってありますね。雑貨とか。そんな感じ。
自分も小さい頃はマッシュルームカットで、隣に住む仲良しの女の子はウルフカットでした。当時は”狼カット”って言ったけどね。私は日常生活で主役になるような子ではなかったし、心のどこかでタレ目のマキに親近感を持っていました。

●・・・作品の世界観にハマりやすい性質だからかな。まあまあ、言わずと知れたお蝶夫人の高校生であのパーマはないぞ、とかよくあるけど、お金持ち=それなら金髪カール、って別になんとも思っていませんでした。ひろみが実力をつけライバルなりつつあるのに、意地悪じゃない金持ちって、麗華ってイイと思う。そこのところはホッとして観ていた感あり。『ガラスの仮面』の姫川亜弓と似たようなタイプかな。男子キャラの印象は特にナッシング。そういえばコーチの病名って白血病でしたか?
[PR]
by peppermint_y | 2005-08-17 17:00 | anime | Comments(0)

6月28日(火)「劇場版 エースをねらえ!」 (1979年) 監督:出崎 統

司会  岡田斗司夫、乾貴美子

ゲスト 小林七郎、大林素子、黒瀬(?)、唐沢俊一

◆作り手側のゲスト 美術監督 小林七郎さん。
背景画はルパンやエースみたいな両パターンとも描ける人はこの人しかいないと紹介。

◆エースのあらすじ。全て劇場版に書き下ろされた。
1970年代のファッション性が反映されている。ひろみのウルフカットやマキのマッシュルームカットなど。アニメーションがマンガ(原作)を離れ、演出家の“作家性”が出てきた作品。

◆大林素子はジャージに自分の名前を書かず「竜崎麗華」と書いていた。

◆アニメ監督出崎統の特有の効果を紹介。
ハーモニー=劇画タッチになる 三回パーン=同じカメラワークを繰り返す 入射光 パラフィンがけ=暗い影 
演出技巧を開発。現代のアニメに大きな影響を及ぼしている。押井守監督なども参考にしている。

◆黒瀬(歌人)お気に入りのシーン;
雨の中お蝶夫人がひろみを呼び出して特訓をするシーン。『ひろみ、あなたが憎くてこうしているわけではない。自分が7歳からラケットを握った苦しさ、そして今も苦しい。でもこの長い間の苦しさが今の私を支えているのです。』
映像は水溜りに逆さに映ったお蝶夫人。=心情を綴った表現

◆お蝶夫人をテーマに黒瀬が一首。(計二首)
「ひろみあなたへ放つサーブにわが愛は宿るか 頬を冷やしゆく雨」
「一球のエースのために宗像がひろみにそそぐ万の雷火(らいか)は」

◆大林お気に入りのシーン;
初めてダブルスを組む。しかしお蝶夫人はひろみにボールを回さない。『負けるなら私のミスで負けたい。』宗方コーチはそんなひろみに言う、『たった一球でいい。緑川のボールを返してみろ。竜崎に出来ておまえに出来ないわけが無い。』
自分の経験に同じようなことがあったので思い入れがある。

◆唐沢俊一お気に入りのシーン ではなくこの作品の価値を下げてしまったシーン(あえて指摘として);
宗方は緑川蘭子にどうして岡を選んだのかと尋ねられ『母の面影に似ていたから』
これは宗方の個人的なことであって(ひろみ=母の代用品)、私情を挟まず限られた命の中でひとつの才能を育てるという真剣勝負に徹して欲しい。
ただし、これには限られた上映時間に纏めるためには仕方がなかったのかもしれない(テーマが大きくなりすぎないために)

◆88分の中で岡ひろみを際立たせる意味で、TVに比べ映画版では他のキャラクターを落としている。しかし映画版は岡ひろみに自分の感情で切り開いていく感覚を取り入れている。

◆「アニメマエストロ」のコーナー
出崎演出の音響効果 
音響とキャラクターの心情を絡ませる(急いているひろみの心と踏み切りの音)
オン(現実)/オフ(本音、内面の声。心に沁みるような)のセリフ、など。

◆「“電話のケンカ”でリアリティを出した先駆け作品」(日本人は電話で謝り、アメリカ人は直接会い謝る。今後トレンディードラマでもこの電話パターンが増えていく。)
「普通のアニメの3倍くらいの情報量。画面分割が一杯あり、派手でお得感がある。声優さんもすごくいい」(岡田)

◆小林お気に入りのシーン; 背景の数々。「表現の領域に食い込んだ背景」を監督が指示。心理的、主観的な背景の見せ方(=ただ見たままでない背景)。カモメを飛ばせることが多いのは空間の表現をしている?

◆監督の絵コンテを披露。絵コンテの上がりは遅い。描き始めると早い。まず原画マンに見せ、絵が出来上がってから作り上げていく。(小林)

◆出崎作品は純粋なアニメ作品。表現が100%全て(宮崎=「説教屋」富野=「思想家」)(唐沢)

※個人的に記録したものであり、基本的に番組進行と同じですが、少々記憶で補完させているところがあります。
[PR]
by peppermint_y | 2005-08-16 17:00 | anime | Comments(0)

6月27日(月) 「未来少年コナン」 (1978年) 監督:宮崎 駿

ゲスト 大塚康雄、江川達也、松村邦洋

司会 岡田斗司夫、乾貴美子

◆「未来少年コナン」は78年放送開始、全26話。

◆作り手側のゲスト 作画監督 大塚康雄さん。
アニメ界の重鎮。宮崎とのエピソードを披露。
「前作品<おれは鉄兵>があまり面白くないなあ、自分と合っていないなあ、と思っていたときに(宮崎駿に)依頼をされた」
「ワーカーホリックの宮崎との作業は大変だろうな、と思っていた。朝9時に現場に入って夜中の3時に帰ろうとすると、“もう帰るんですか”と言われる」

◆松村邦和の好きなシーン; 最終回のモンスリーと船長の結婚式のシーン。
「ずっと気の強かったモンスリーが結婚式では“ばかね”を女らしく言うのがいい」

◆コナンの服装、ランニングと短パンはキャラクターを動かすのにシンプルでなければという宮崎のこだわり。ハイジやペーターも同様。

◆ラナとコナンは宮崎駿がほとんど作画。宮崎の描くラナは少し女っぽく顎がとがっていて色が入っている、大塚作はアゴが丸く幼顔。江川達也が即興で描いて解説。モデルは?の問に「そのとき(宮崎の)近くにいた女性」(大塚)

◆江川達也の好きなシーン;「島の1日」という話。麦畑へ行って、粉を挽き、パンを作る話。異色作?

◆演出はガンダムの富田さんも参加。(翌年にガンダムが始まる)絵コンテを宮崎駿に書き直されて、その後のインタヴューでは「どうせ、“コナン”は出来ませんから」と答えている。3話以外の演出家、外注の演出家コンテでも宮崎は書き直す。3話は高畑監督作品。

◆大塚さんの14歳のころのスケッチブック(トラクターや重機が描かれている)が登場。図鑑のよう。精巧すぎて他のゲストが唸る。「ただのスケッチではなくどういう風に動くか、構造まで理解している描き方ですね」(岡田斗司夫)

◆大塚さんは県庁に就職しようとしていた。26歳で東映に入社。

◆大塚康雄の好きなシーン というか未だ気になっているシーン;
ツリーハウスにコナンがラナを誘うシーン。ツリーハウスのはしごに登るのにラナの洋服の裾から見えるはずのパンツが見えていない。駿と論じた上、見えなくすることに。“コナンを先に上げて、ラナの手を引ければいいのでは”の問に、「ツリーハウスにコナンが先に上がらず、ラナの後から登ることになっているのは、もしラナが落ちたらコナンが支えなくてはならない(いう宮崎の裏設定?がある)ので」

◆宮崎駿のコナンイメージスケッチ登場
イメージスケッチにアイデアや今後の演出を盛り込む。それを描くのは数秒単位で出来上がっていくそう。出来たらスタッフに配る。背景などはほぼそれを元に作られる。

◆「アニメマエストロ」のコーナー
アニメでどんなことが表現出来るのか?重さの表現。(コナンが石を持って投げるシーンが取り上げられる)

◆大塚さんのアニメの作画講座
まず動作の終点と最初を描く。その次にただ中間地点を描くのではなく極端な特徴?を狙って描く。

◆岡田斗司夫の好きなシーン エンディングのシーン。鉛筆だけで描かれた小道に木陰がずっと繰り返し続くだけ。宮崎駿が担当。メッセージ性の無いエンディングで本編のメッセージ性を強調。

◆松村「次回はスタッフの悪口とかカルトQで盛り上がって欲しいです」

※個人的に記録したものであり、基本的には番組進行と同じですが、会話などは少々記憶の中で完備させているところがあります。
[PR]
by peppermint_y | 2005-08-15 17:00 | anime | Comments(0)

アニメ夜話 第4弾!

アニメ夜話の第4弾が6月27日~29日、3日間に渡り放送されました。
今回は自分の中の記憶によく残る3作品だったので放送内容をアップしようと思います。
マンガ夜話(32弾まで進行中)はなんどか見たことがあったけど、アニメ夜話を初めて見て、マンガ夜話と少し構成が違ってレギュラー陣や一般視聴者の言いたい放題(本音トーク炸裂でそれが番組のオモシロさなんですが*)ではなく、制作側のゲストを呼んで、行程や作品の裏話などとか、作品の魅力だけでなくモノ作りの魅力も堪能させてくれる番組なんですね。好きな作品はホント~にいつもあっという間に一時間が過ぎていく・・・。

まず第一弾は、今回の3作品の中ではあまり見ていない方の『未来少年コナン』。今思うと子供ながらにすっごく悲しい作品(フランダースの犬、みつばちハッチなど)やメッセージ性が強い作品は自然と避けてみていませんでした。きっと今も昔も受け止める心の容量が狭いのでしょう(笑)

宮崎駿作品の中で、好きな作品は「ハイジ」、「となりのトトロ」、「魔女の宅急便」。これは他の作品に比べると普通の生活を切り取ったような物語(そうでないところは多々ありますが!)屈託無く何度でも楽しめる作品です。そして少し少女漫画的で女の子っぽい作品かな。一方、「風の谷のナウシカ」や「もののけ姫」は“ヒロイン”ですが、メッセージ性が強いといわれ、その普段共通性のないレベルの正義感や自然破壊の大きな問題が、なんとなく重たい気分になりそうでなかなか見ることが出来ないでいます。きっと素晴らしい作品なのは想像がつくのですが。「千と千尋・・・」は主人公の千尋の性格付けが普通の子だったせいか観る気になりました。ただ、様々な妖怪キャラクターに人格や意味を持たせているのか?そうでないのか?、はたまた?とかこの汚物はなにかの比喩?と探りに陥るところがあり(感性の豊かな人なら、理解できて気持ちイイってレベルなのでしょう)、自分の中の『ハイジ系統』とは一線を画するのでした。

さて、今年公開された「ハウルの動く城」は観た人、何人かに訊くと口をそろえて同じようなことを言う。『面白かったよ。でも、他の作品に比べるとテーマがイマイチ・・・』。むっ!これを聞いてもしや、私の“楽しめる”作品かも!って内心嬉しくなりました。恋愛映画なら声優にキムタクを配役したのも大いにうなずけるし。(それにしてもキムタクはこの作品のキャンペーンにあまりかかわらなかったですね。配給側は宮崎作品として前面に押し出したかったからでしょうか。ただでさえキムタクってインパクト強し。)公開時、インタビューや、コメントなどを拝見していないのですが、宮崎さんも(作業で忙殺されてそれどころじゃない?)観る側も、肩の力を抜いて大いに楽しむ作品を作りたかったのではないかな、って思います。

そういうわけでハウルを『もし好きな人が出来たら一緒に観に行こう!』なんて心密かに思ってたけど、そんな機会はすっかり無く、まだ未見だったりします・・・。
[PR]
by peppermint_y | 2005-08-14 22:11 | anime | Comments(0)