「マクロス」幻のバレンタイン・デー

久々の「超時空要塞マクロス」ネタですが、これは今年バレンタインデー前から引っぱってて。
季節外れもいいとこだけど、来年ちゃんと“解凍”できるか判らないので、蔵出ししちゃいます。

えっと、たしか「マクロス」シリーズって“バレンタイン企画”がなかったように思います。
いろいろネタかぶせられる美味しいところではありますが、放送時期とかみ合わなかったのか(’83年2/13放送は17話「ファンタズム」。ちなみにそのあとはストーリーの曲がり角、「パインサラダ」「バーストポイント」)組み込まれなかったようです。


・・・クリスマスはあったけど~~~~~~~~~~(苛)






基はといえば、現27話(#「愛は流れる」まで)までをじっくり39話構成でやる予定だったっぽいから、構成も季節も考え、再構築となるとどだい無理な話というのは同情できますが(そして、結局全36話まで延び・・・よくやったよネ!)、その痕跡を伝える、マクロス・ファンのバイブル?みのり書房「マクロス・パーフェクトメモリー」によると、河森さんが企画段階のシノプシスにバレンタインデーのエピソードを書いているんですね。

その、一部抜き出し。
     ↓


 第30話 バレンタインデーの大騒動

 人物概要① 
 バレンタイン当時、変形騒動に巻き込まれ、艦内の一画に閉じ込められてしまい、様々な想いを胸に何事もなく一夜は明ける。
  (あのヒカルじゃね<ヤッパリね P談)
 人物概要②
 カイフンに想いを打ち明けるつもりだったアキ(=未沙の前身キャラ)はヒカルをバレンタインチョコレートを分け合う羽目に陥る



話は逸れますが、画の方、初期企画書のキャラクターから、よくぞ本編キャラクターに変身しました(パチパチww)
「企画書に描いた最初段階」というキャラ、コレ、すごく二番煎じの匂いがプンプンする(笑)
どういうアドバイザリーがあったのだろうか??導いたそのセンス・・・知りた~い!

輝はともかく、個人的には未沙やミンメイが100倍魅力的になったと、思います。
デザイン的に“子供じゃない感じ”(オトナっぽいとも断言できない)のキャラクターがあったからこそ、マクロスはヒットしたんだと思います。ミンメイの髪のクリクリなんて、あるのとないのとでは彼女の後世、いや、マクロスの後世が違っただろう、と断言しちゃいます!

さて、このシノプシスでピンと来ちゃってると思いますが・・・これはシリーズ第21話「ミクロ・コスモス」の基になる筋書きでやんすね!←誰?ゴリラエモン?!

輝と未沙は、ミンメイとカイフン出演する映画「小白龍」を観て、それぞれフラレ気分でロッケンロー(没;)なところを閉じ込められる。二人の「さみしい」という気持ちが同調して・・・


  え、いま、キス♡するとこだった??


という、ヒカ&ミサファンにはおかわり3杯コースになっています。

一言言わせていただくと、見つめる合う時の未沙の顔が三白眼でオバサンっぽいのが惜しいっ。
輝が可愛い横顔してるから、物欲しげに見えなくもない(-_-メ)


そして、そこから書き下ろしたであろう、美樹本先生の「初期ストーリーボード」に移ります。
これは、様々なムック本などに掲載されていますね。

これっす・・・(もちろん一部)
  ↓


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<・・・うう;接写モードでもイマイチ>



この左の方の、輝と未沙は、こんな風に話してます。


ヒ : 「このチョコ、カイフンさんにやるんじゃ・・・」

ミ : 「いいわ、食べて。お腹すいてるんでしょう」


この初期ストーリーボード、よく見ると同じような構図で若干違うパターンがあるのに最近気がついた。
ラフに描かれているようで、吟味されているということか。。。

この「ストーリーボード」、面白いですよね、私情がばんばん挟まれてて☆
ミンメイに肩入れしてるのもすっごく判ります(キャラへの愛情ということにしておこう)。
脇のミンメイのエピソードは思わずムカつくし、先生、もうキャラ押さえてるな~って(^^;)

枠外に美樹本先生がこのシチュのことを“わざとらしい伏線”と書いているのですが・・・こんな裏付けコメントでさえ、当時、嬉しかったです、ヒカ&ミサを繋ぐ要素ならなんでもおしゃぶりできました、ハイ。
このストーリーボードの輝と未沙は「ミクロ・コスモス」より若干距離がある感じがするのですが、二人とも、美樹本先生の趣味と思われるスーツとブレザーというキレイな服装をしていてビジュアル的には好きなんです。
だって本編、「ミクロー」の未沙のエッジの効いた私服(←パクらせてもらいましたvv)はナイですよ~!!
いくら未来設定と言って・・・(といいつつ足元だけは今年流行ったムートンブーツを彷彿させなくもないのだが)。

もっと残念なのは輝が以前のアムロを彷彿させる改善前天パーキャラ。ザ・くるくるパーマなんですね(ハイ、あくまでも初期設定ですね、分かるんだけどね)。
ま、いまや、いい男が自分の美を試そうと?、周期的にくるくるパーマする時代(exキムタクや福山、ヒロくんまで)ですからね。

 輝に時代が追いつけなかったってカンジ?! \(^o^)/

(でも、このパーマも昔よりだんだん許せるようになってきたら不思議・・・)


ということで、企画段階で予定されていたバレンタイン・エピソードは無くなってしまいましたが、”閉鎖空間で二人きり”という設定はいつだっておいしいということ。また、変形して「ミクロ・―」のようなエピソードが出来て、”バレンタインに”偶然二人きりというモロ作為的な感じより、映画を観て傷ついた二人が偶然・・・の方がかえって自然(に見えるので)よかったかもしれませんね。


さて一旦アップして、このネタは続きます~。
よかったら、次回040.gif


(・・・・のらりくらり、ドコ目指してるのか分からないけど、まずは更新できてホッ=3)
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Commented by 桜陰堂 at 2009-04-23 23:33 x
続きをお待ちしてやす。

桜陰堂、もう資料一切処分してしまったので、な~んも解らんのです、細かいとこは。
Pメモも知らなくていい事が一杯載ってそうで、今のとこ買う予定なしです。
でも、↑の写真懐かしいです、これじゃないと思いますけど持ってた雑誌を思い出しました。
未沙の三白眼>ついでに目尻にシワも有ったような・・・。
酷いよね。
Commented by peppermint_y at 2009-04-26 17:48
桜陰堂さん
マクロス記事を書くと、なぜか言葉が乱暴になるような気が(笑)

「コレ捨てていいの?!」との親の言葉に素直にしたがって私もずいぶん無くしてます。でもそのときはテンション下がっていますからね。
Pメモは再燃でリンクの「ミス・マクロス」さんで知り、手に入れたのですが、スタッフの後記など読みたくなかった内容も・・・うう。そのご意見は一理あると思います。
えー、シワ?気がつかなかったー、それは悪意を感じますねー。
このボード面白いんだけど、美樹〇先生が未沙に対し何度も「暗い!」「年増」を連発。
若気のいたりとはいえ、キャラごときになぜここまで、とバカバカしくもなりますね。
by peppermint_y | 2009-04-23 17:00 | anime | Comments(2)