世界名作劇場「牧場の少女カトリ」を観る☆その2

先日、母が「最近『赤毛のアン』の再放送観てるの。」と言っていた。
お互いイイトシして、血は争えない・・・と思いました。
「赤毛のアン」は大好きですが、原作先行だったため自分なりのイメージが出来ており、アニメはそれなりに・・・という感じでした。アンも好きだが、おっとり気味の親友ダイアナが好きだな。

で、私の見ているカトリは現在、第25話まで終了。

とりあえず物語の半分を見終ったところで。
このカトリのストーリーの核、まあ、大げさなものではないにしろ、二つの動きがあるように思いました。
ひとつは仕事や人間関係と通した自立への階段、もうひとつは、なんといえばいいんだろ・・・仲間とのほのかな初恋へのカウントダウンというか。(後者はあとでじっくりねっとりと!)

主人公、カトリはもともとと思われる性格に素晴らしいものがあって、見た目も可愛く、働きに出ていることを除けば誰からも好かれるラッキーガール的な要素を持つ子です。
でも、ただのおとなしい優等生ではなく、自分の正しいと思うことは相手にストレートに告げたり(ペッカに『あんた、なまけものね』と言ったり)、自然体のステキな女の子。
そんなカトリをお手本に、子供さん達は成長していってもらいたいものです(^^)

それにこの物語、周囲を取り巻く人たちも根っから悪い人が出てこない。一瞬、「怒!!」となりそうなキャラクターも、最終的にはいい感じ。

例えば・・・カトリの祖父、ユリス爺さんがマルティのお父さんへ麦の工面の依頼に一度は断るが結局応えてあげるし、奉公先のライッコラ屋敷の主人テームはいつもイライラ気味だが、自分の誤解や早合点を率直に詫び、一見世間知らずなお屋敷の奥さま達も自分の得意分野をカトリに教えたりして、いい影響を与えている。
この「カトリ」は大人たちがちゃんと”大人”していてなんだかとても安心できる。(ハンナをはじめとする泥棒三人組は除いてね!)
まあ、どうしようもない人はひとりいます。マルティのいとこ、ヘレナ。さすがのカトリもヘレナの”口撃”に閉口していました。が、子供らしいといえばらしい独占欲の裏返しなので、まあこれは「納得」できる。

「世界名作劇場」にはまったく慈愛のない大人の出てくる物語もあったんじゃないかな。<ベルギー原作のアレとか

さてさて、作品比較はひとまず置いておき。

物語りも全般を通し、今のところカトリに対し、決定的に不幸な出来事がふりかかってこない。
少しはドキドキさせられるものの、いつもなんとかなってます。
そして愛情表現も涙の見せ方もなんかさらりとして心地よい。
母のことを思い出したり、祖父母と離れたりしたときにそれはあるが、奉公に来て半年経ったカトリのお誕生日に初めてウッラが抱きしめたのを見たとき、リアルに思えて逆に感動的だった。

こういうところが前回の印象で記した通り、作品の印象が薄いといわれてしまう理由かもしれません。
しかし、このドタバタ・サメザメさせないところが、『北欧・フィンランドらしさ』を醸し出そうとしているのかな、と。200年戦争をしていないフィンランド人の賢く穏やかと言われている気質を、作品の良し悪しに効果的であるかどうかは別として、その雰囲気を大事にしたのかなとも思います。

また、カトリのような誠実さやマジメさを心してれば、ちゃんと救いの手は差し伸べられ、報われるんだよ、というメッセージとも勝手に解釈しています。
だって、理不尽な出来事ばっかじゃ、現代っ子はやってられないもん(笑)

少女の成長物語としてはさわやかな風通しが良い作品だと思う。


e0048868_22505332.jpgカトリ&アベル
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by peppermint_y | 2007-05-26 17:00 | comic | Comments(0)

昔のマンガやアニメに懐古中


by peppermint_y