BSアニメ夜話 レビュー 未来少年コナン

6月27日(月) 「未来少年コナン」 (1978年) 監督:宮崎 駿

ゲスト 大塚康雄、江川達也、松村邦洋

司会 岡田斗司夫、乾貴美子

◆「未来少年コナン」は78年放送開始、全26話。

◆作り手側のゲスト 作画監督 大塚康雄さん。
アニメ界の重鎮。宮崎とのエピソードを披露。
「前作品<おれは鉄兵>があまり面白くないなあ、自分と合っていないなあ、と思っていたときに(宮崎駿に)依頼をされた」
「ワーカーホリックの宮崎との作業は大変だろうな、と思っていた。朝9時に現場に入って夜中の3時に帰ろうとすると、“もう帰るんですか”と言われる」

◆松村邦和の好きなシーン; 最終回のモンスリーと船長の結婚式のシーン。
「ずっと気の強かったモンスリーが結婚式では“ばかね”を女らしく言うのがいい」

◆コナンの服装、ランニングと短パンはキャラクターを動かすのにシンプルでなければという宮崎のこだわり。ハイジやペーターも同様。

◆ラナとコナンは宮崎駿がほとんど作画。宮崎の描くラナは少し女っぽく顎がとがっていて色が入っている、大塚作はアゴが丸く幼顔。江川達也が即興で描いて解説。モデルは?の問に「そのとき(宮崎の)近くにいた女性」(大塚)

◆江川達也の好きなシーン;「島の1日」という話。麦畑へ行って、粉を挽き、パンを作る話。異色作?

◆演出はガンダムの富田さんも参加。(翌年にガンダムが始まる)絵コンテを宮崎駿に書き直されて、その後のインタヴューでは「どうせ、“コナン”は出来ませんから」と答えている。3話以外の演出家、外注の演出家コンテでも宮崎は書き直す。3話は高畑監督作品。

◆大塚さんの14歳のころのスケッチブック(トラクターや重機が描かれている)が登場。図鑑のよう。精巧すぎて他のゲストが唸る。「ただのスケッチではなくどういう風に動くか、構造まで理解している描き方ですね」(岡田斗司夫)

◆大塚さんは県庁に就職しようとしていた。26歳で東映に入社。

◆大塚康雄の好きなシーン というか未だ気になっているシーン;
ツリーハウスにコナンがラナを誘うシーン。ツリーハウスのはしごに登るのにラナの洋服の裾から見えるはずのパンツが見えていない。駿と論じた上、見えなくすることに。“コナンを先に上げて、ラナの手を引ければいいのでは”の問に、「ツリーハウスにコナンが先に上がらず、ラナの後から登ることになっているのは、もしラナが落ちたらコナンが支えなくてはならない(いう宮崎の裏設定?がある)ので」

◆宮崎駿のコナンイメージスケッチ登場
イメージスケッチにアイデアや今後の演出を盛り込む。それを描くのは数秒単位で出来上がっていくそう。出来たらスタッフに配る。背景などはほぼそれを元に作られる。

◆「アニメマエストロ」のコーナー
アニメでどんなことが表現出来るのか?重さの表現。(コナンが石を持って投げるシーンが取り上げられる)

◆大塚さんのアニメの作画講座
まず動作の終点と最初を描く。その次にただ中間地点を描くのではなく極端な特徴?を狙って描く。

◆岡田斗司夫の好きなシーン エンディングのシーン。鉛筆だけで描かれた小道に木陰がずっと繰り返し続くだけ。宮崎駿が担当。メッセージ性の無いエンディングで本編のメッセージ性を強調。

◆松村「次回はスタッフの悪口とかカルトQで盛り上がって欲しいです」

※個人的に記録したものであり、基本的には番組進行と同じですが、会話などは少々記憶の中で完備させているところがあります。
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by peppermint_y | 2005-08-15 17:00 | comic | Comments(0)

昔のマンガやアニメに懐古中


by peppermint_y