macross個人的創作話 「虹 -マクロス・シティ- 」 【下】



::::「虹 -マクロス・シティ- 」 【下】です。よかったらMoreをどうぞ::::









未沙は一人寄宿舎までの道のりを歩いた。
二人、上映時間が迫るアナウンスに追い立てられ、映画館へ吸い込まれた。
映画はラブストーリーだった。
映画が終わるとすっかり日は暮れていた。

『先に寄宿舎へ戻ってて。僕の部屋番号知ってる?』
輝はバルキリーの荷物を取りに格納庫へ寄っている。その持ちかえったものを部屋で整理することになった。

未沙の靴のつま先にはある期待がある。
輝は正直で取り繕ったりするような人間ではない。それゆえに。
今はっきりと思う。輝の前では素直な女性でありたいと―――。

普段通うスーパーマーケットの前に来ると、外に山積みにされた果物の色がとても鮮やかに感じた。思わずいくつかのオレンジとりんごを手にとり店の中に入った。
マクロスではバイオテクノロジーのおかげでお金さえ持てば食べ物が手に入る。
輝の分のパンやミルクも買い込み、二つの紙包を抱えて、寄宿舎へ戻った。

輝の部屋の前に到着した。
まだ輝は到着していないようだった。

―――そろそろ来るころかしら。

未沙はドアに寄りかかった。
あたりに人気はなく、フロアーはしん、と静まり返っていた。
輝の部屋は未沙の部屋より上階にある。部屋は性別と階級によって分かれている。
非番の人間もいるはずで、この階に女性士官が私服でいるのはどうかと思った。
『やっぱりロビーで待とう』
体の重心を戻し、急ぎ足でエレベーターに向かった。すると先のドアが急に開き、出てきた人間とぶつかりそうになった。
「・・・ごめんなさい!」
なんとか体制をこらえ顔を上げると、その人は輝と同じ部隊のマックスだった。
「あっ!早瀬大尉。」
マックスは声を上げたあと、すかさず敬礼した。
未沙も背筋を正した。
「・・・マックス、お久しぶりね」
「大尉、ご帰還おめでとうございます。・・・ゼントラーディの戦艦から逃れたなんてすごいな。いや、大尉達ならできると思いますけど・・・」
「ありがとう。心配かけたわね」
「大尉がこの階に来るなんて珍しいですね。しかも私服でお目にかかれるとはね。・・・なにか御用だったんですか?」
「えっ・・。ええ。たいした用事ではないんだけれど・・・」
未沙が言いよどんでいると、マックスがひとさし指をつき出した。
「あっ、もしかして、輝のところ?」
昨日今日で二人の帰還が伝わり、その名が出ることを未沙は予測していた。表情を崩すことなく答える。
「そうよ。でも、まだ戻ってないみたいね。」
「・・・やっぱり。」
「えっ?」
マックスはなにか言いたげな表情だった。
・・・マックスは勘がいい。指示を出してもなにをするべきかを的確に捉え、また戦闘技術にも脱帽していた。
とはいえ、いくらマックスでも地球での出来事までは見通せまい。それなのになぜだか少しどぎまぎしてきたのが判る。
「・・・預かってもらっている物があってそれをとりに来ただけ。」
「ふーん・・・。それだけ、ですか?」
「ええ、それだけよ。」
「輝になにか伝えておきましょうか?」
「いいえ。いいの。またあらためて来てみるわ。」
マックスは未沙の頑なさを察したのか、
「そうですか・・・わかりました。」
と、なにやら納得した表情を残し、『早瀬大尉、またモニターごしにお会いしましょう』と軽く敬礼し行ってしまった。

男女二人きりの漂流は人々の想像力を掻き立てているのかもしれない。
そう、自分も、ミンメイと行方不明になった輝の身の上を勝手に案じたものだった。

未沙は心の落ち着きどころを探しながら廊下を歩いた。
エレベーターのボタンを押すと、短く音が鳴り、扉が開くと輝が乗っていた。
「あっ・・・。」
「待った?」
「・・・いいえ。」
輝の姿に未沙はホッとした。
エレベーターホールにいるのを不思議に思ったのか、輝は尋ねた。
「・・・なにかあった?」
「え・・・。ああ、今マックスと会ったわ」
未沙は輝にマックスの様子を話そうと思ったが、やめた。取り越し苦労かもしれないし、変に気を使わせてもと思った。
「マックスか。そう。まあ、どうぞ中に。」
未沙の葛藤を押し退くかのように輝はすっと扉を開け、室内へ促した。

輝の部屋はプラモデルが二機飾ってあるほか、あてがわれたまんまをとどめた部屋だった。と思った矢先、奥の側面に”あの人”が微笑んでいた。

リン・ミンメイ。彼女の大型ポスター。

「そのデスクの椅子に座ってもらっていい?」
輝は未沙がポスターを凝視したことに気づいた様子もなかった。

飾り気のない部屋を彩る、例の、女の子。
さっきは昔のことのような気がすると言っていたけれど。
もし、ミンメイが生きて帰ったら、輝にとって鮮やかな現実になるのではないだろうか?

「何か飲みます?といってもコーヒー、しかないけれど」

輝は慣れた手つきでマグカップを取っていた。
カップになみなみとコーヒー注ぎ、未沙に差し出すともうひとつ注ぎ、ベッドの端に座わった。
皮肉にもその間をミンメイのポスターが埋める形になった。
湯気越しに輝と目が合い、未沙はいきおいづいてカップに口をつけた。
コーヒーは舌にやけに熱く、苦かった。未沙はその液体に腹が立ち、ミンメイのポスターを横目でちらりと見た。
「そうそう、これ、例の。」
輝は床に置いてあった包みを持ち上げた。
パラシュートの切れ端のそのなかから、あの食器が姿を現した。
「・・・取りに行ってもらって悪かったわね。」
未沙は手にとって感触を確かめた。
食器の冷たさを手のひらに感じた。重みも伝わる。
かたや頭の片隅でミンメイのポスターに言い訳すらしない輝を未沙は鼻持ちならなかった。
「それ、あとで大尉の部屋に運ぶから。」
「このくらい、自分で持って帰れます。」
「でも、結構重たいよ」
「大丈夫よ」
「足にでも落としたら・・・」
「平気、すぐ近いんだもの」
「それなら、なおさら、」
「あなたの助けは必要ないわ!」
口調が思わず強くなり、未沙自身ハッとした。
「・・・なんだよ、その言い方。別にバカにしているわけじゃないんだ。」
「・・・そういうことじゃないのよ・・・」

嫉妬している・・・自覚するも、すぐに軟化できない自分の性格を判っている。
そのまま引き下がれずに輝の側から包みを引き寄せようと立ちあがると、さっきの買い物袋が足元をつかえた。
二人分は多すぎるので、渡すだけ渡してしまおうと、替わりに自分の持ってきた袋を手にとった。
「・・・あの、これ。」
「・・・え、なに?」
輝の目の前にさっき買ってきたものを勢いよく差し出した。
「朝食に、と思って」
「へえ・・・。」
輝は袋を覗いた。
「・・・マクロスでは大尉が物資を運んでくれるんだ。」
輝はおどけた表情を見せた。
「・・・いつもいただきっぱなしじゃ悪いでしょうから。」
未沙が唇の端をひねって言い返した。
「ありがとう。そうか・・・明日からは、任務に戻るんだよな。」
・・・輝は少しでも2人の時間を懐かしんでいるんだろうか。
輝ともまたパネル越しの生活が多くなるだろう。
勤務シフトや闘いに忙殺され、二人の関係も置き去りになるかもしれない。

「明日からは再編成されたチームなんだ・・・。そういえば、初めての出撃の前は眠れなかったな。」
未沙は通り過ぎた輝の言葉をたぐりよせた。
そして、輝が言ったことが意外で、少しばかりあっけにとられた。
あのような状況でもいつも早々に熟睡していたではないか。
「・・・一条くんが寝付けないないなんてことあるの?」
「うーん、まあ・・・あまりそういうことないんだけれど」
「すぐにいびきかいて眠ってたじゃない。」
「いびき?かいてた?」
「ええ。たまに寝言も言って」
「寝言?!」
「そうよ。」
「恥ずかしいなあ。なんかヘンなこといわなかったかな・・・。」
そう言って輝は顔に照れ笑いを滲ませ、頭をかいた。
地球でもこんな飾らない素直な態度が未沙の心を溶解したのだった。
輝はカップを未沙に向けて、少しいたずらっぽい表情をした。
「でもさ、大尉は歯ぎしりしてたことあったよ。」
「歯ぎしり?」
「ホントだよ。言い返すために作り話をしているんじゃない。」
「うそ・・・。そんなこと」
分かるはずもないのに未沙は自分の頬に手を当てた。
「事実さ。」
「だ、だって眠っていたらわからないもの。今度してたら注意し・・・」
未沙は慌てた。また一緒に眠ることを想定しているような言い方だ。つい流れで出てきてしまった自分の言葉に弁明出来ず、じんわり顔に血が集まってくるのが分った。
しかし輝は機敏に言葉のアヤを感じ取るタイプではない。すこし頭を回しすぎてしまう未沙の性質からくるだけの心配だった。
「了ー解。」
輝は笑顔でコトリとカップをおいた。

お互いが寛いでいるのがわかって温かく視線を交わした。
そのかわりに二人の間に沈黙が流れる。

話したいことはたくさんあるはず・・・なのに。

会話の糸口を探そうとしたが、未沙の唇は乾き、カップを膝の上でただ暖めるしかなかった。
降り立った直後の地球では沈黙は互いの距離を計るようなものだった。
それがいつしか未沙の中では適切な言葉を選ぶための時間に置き換えられていた。

カップは黒い液体で満たされ、いまだ底を見せることはない・・・。

輝がゆっくり腰を浮かし、未沙に近づいた。
輝は少し横を向いて溜息をついた。その呼吸は少しわざとらしくて空気に馴染まなかった。
そのあと視線が自分に注がれたのに気づいた。
「大尉。」
「・・・。」
未沙は黙っていた。瞳はあの日と同じく真摯だったけれど、唇は言葉を探しているようだったから。
目の前にいるのは、少し前まで軽んじていたいち部下にすぎなかった男。
いまやその男の瞳からなにかを理解したいと思っている。
そして自分のことをもう少し知って欲しいと願っている。
未沙の意識しないところで瞳が潤んだ。
「あの。もし・・・。」
「・・・。」

ピンポーン―――・・・。

インターホンが鳴った。
二人はまだ動かず、同じ姿勢のままだった。
ピンポーン――。
ためらいもなく繰り返される音は間違いなくこの部屋を鳴らしていた。
「・・・誰だろう・・・ちょっと、待ってて」
輝は体を返し、玄関に駆けて行った。
ドアを開けるとそこにいたのは輝と同じ隊であった柿崎だった。
「隊長ー!!」
同時に柿崎はその歓びを体で表した。大男が無邪気に輝に抱きついている。
一気に別の空気がなだれ込んで、未沙はわずかに息を飲んだ。
「また会えたー!無事で良かったあ!心配しましたよ!」
「柿崎!」
輝も戸惑っているのが表情からも判る。しかしすぐに歓喜する柿崎に腕を回し、明るさを率直に受け止めていた。
「久しぶりのマクロスはどうですか?これ!明日からの勤務表です。いやー、とにかく無事でよかったっす!!」
「・・・サンキュー。」
未沙はそのまま動かずにいた。気づかれたらすこし面倒なことになってきそうだ。さっきのマックスのこともあり・・・が、柿崎は矢継ぎ早に輝をねぎらうことに夢中で、部屋の中までは感心がおよばないようだった。
「隊長ー・・・あ、そういや今はマックスが指揮をとっているんですけど・・・そんな話は置いといて、軍はひた隠しにしてますけど、隊長がミンメイちゃんを連れ出したそうですね。意外に大胆っすね!その話をね、ゆーっくり聞かせて欲しいんですけど!」
柿崎は1人でしゃべり通したあと、輝の腕をバシッバシッと二度叩いた。
「えっ・・・」
(「えっ?」)
・・・関心は自分と輝の問題ではなく、輝とミンメイとのだった。
なぜか軽く落胆した。
矛先が自分じゃなくていいはずなのに。
髪に指を絡ませ、アンニュイな表情の壁の、彼女。
輝の前でのミンメイは屈託のない笑顔を向けるのであろう。

肘でこづく柿崎の態度をよそに輝はなにもいわず押し黙っていた。
「隊長、もったいぶらないでくださいよ?ねえっ、隊長・・・?」
無粋な柿崎でも輝の固い息を感じ取ったようだった。
柿崎はなにかの気配に輝の肩越しに部屋覗き込んだ。未沙と目が合った。
「早瀬大尉!?」
柿崎は容赦せず、大きな声でいった。
未沙は心を決め立ち上がり、毅然を心がけた。
「柿崎くん、お久しぶりです。」
「は、早瀬大尉、よくご無事で帰還されまし・・・あ、あれ隊長と大尉が、一緒・・・?」
柿崎はびっくりして二人の顔を交互に見た。
「仲、悪かったんじゃなかったっけ?」
その瞬間、柿崎の顔が部屋に入りこもうとした。制するように輝が言葉を発した。
「柿崎、それは余計なことだろう。」
輝は諭すかのように声を低くして言った。
「大尉と・・・話があるんだ。」
柿崎は輝の顔をまじまじと見つめた。
「えっ?・・・ま、まさか、そのー、早瀬大尉、と?!」
「柿崎!」
輝は少し声を大きくした。
「・・・またあとでちゃんと挨拶しに行くから」
語気を強めて輝が言うと、柿崎はいきおいをとどめ、肩をすくめた。
「・・・わかりました。残念ですが、お邪魔なようですから退散します・・・けど」
輝が扉をしめようとすると、柿崎は悪あがきするかのように
(ぜーんぶ、聞かせてくださいよ、いろいろとね)
と小声のつもりで輝に耳打ちし、
「大尉、ごゆっくり!」
と敬礼して出て行った。
あとを追うように扉がバタンと音を立てて閉まった。

「・・・相変わらず図太いヤツだよ」
輝は頭を掻いた。
「ごめん・・・」
「・・・いいのよ」
「・・・コーヒー、飲む?」
「いいえ、もう十分。」
「そう・・・」

輝のこと、自分のこと。
それには、どうしてもミンメイという名が絡みつく。
考えても解決できない事態を思い、深くため息をついた。
「・・・あのさ。」
輝の声に未沙がそっと顔上げると、輝の顔が再び向けられていて、視線はさっきと同じくまっすぐだった。
「言わなくちゃと思ってたことが、あるんだ」
低く抑えた輝の声が、浮つかずに、未沙の胸に落着した。
「上手く伝えたられるか分からないけど・・・」
肩に置かれた輝の掌が熱かった。


RRRRRR・・・・

再び電子音がなった。
今度はドアのチャイムではなく電話の音だった。

RRRRRR・・・・

部屋の二人を無視し、呼び出し音は続いた。
それを見つめていたが、電話は鳴り止む気配は無かった。
輝は観念したように勢いよく受話器をとった。

「一条です。はい・・・そうです・・・」
「・・・えっ・・・?」
輝はびっくりしたような声を出したが、表情は未沙からは見えない。
「本当に・・・?・・・はい・・・」
「・・・そう。・・・判った・・・。」
輝は電話を置き、後ろを向いたままだった。
「どうしたの?」
未沙の声で輝がゆっくり向き直った。
「それが・・・」「バルキリーの中に、忘れ物があったんだ。」
「え。なにかしら・・・」
未沙はパラシュートの包みに目をやり、思案した。
「・・・ミンメイのバッグだよ。」
輝の声が掠れた。
未沙はハッとしたが、すぐに心当たりがついた。
後部座席の、持ち主に置いてけぼりにされた小さなバッグだった。
「・・・ミンメイさんの」
「・・・必要なら10時までに取りきて欲しい、って」
デスクのデジタル時計に目線だけやるとその時間まであと30分だった。


“取りになんて行かないで。あの人にはもう会えないかも知れないのよ・・・”

未沙はそう思った。
しかしすぐに最低だ、と思った。
彼女の死の予感があっても口に出すべきではなく、ましてや自分は市民を守るべき軍人なのだ。
自分が殺伐とした気持を抱いたことに戸惑った。

そんな風に思ってしまった理由を、かなしいことに分っていた。

たび重なる躊躇。歪み始めた空気。
自分だけ休日を楽しんだいましめとは考えすぎかもしれない。
輝だって絡みつく事態にきっと気づいている。
・・・そして多分、輝は迷っている。

未沙は心を決め、向き直った。
「私、帰ります」
「・・・大尉。」
「今日はもう失礼するわ。」
「ちょっと、待って・・・」
「・・・ミンメイさんのポシェット、取りに行ってあげて。」
「いや。それは・・・」
「受け取りに行かないなんて、彼女の最悪の事態を認めるみたいよ。」
「・・・怒ったの?」
「いいえ」
「じゃあ、どうして」
「もう遅いし。それに明日は久しぶりの勤務よ。早めに休んで万全に備えるわ」
交錯する気持ちを押さえつけ、自分自身を納得させるように理由を並べた。
「そう・・・。」
黒目がちの輝の瞳が翳ったのは気のせいではない、と未沙は思いたかった。
「荷物・・・送っていくよ」
「ううん。大丈夫。この通り・・・平気よ。」
未沙は端を結び、片手で持って見せた。
「・・・大尉・・・ごめん」
「なぜ、あやまるの」
「いや。なんていうか・・・」
「今日は、ありがとう。」
未沙は意を決して踏みしめ、ドアの前に進んだ。
扉に手をかけ、部屋を出ようとした瞬間、輝が未沙の腕を掴んだ。
強い握力が伝わり、見つめ合った。
数秒後、輝が眼差しを細めたのと同時にその手は解かれた。

「・・・また、休みのとき、食事とかいってくれます?」
「・・・ええ」
未沙の顔に、たおやかな笑顔が満面に表れていたことは、輝だけが知っている。
「おやすみなさい」
「おやすみ・・・」
未沙の背に日向のようなまなざしが注がれたのを、未沙は知らなかった。
それは未沙がエレベーターホールへ曲がるまで続いた。

未沙はドアを離れ、歩き出した。
荷物の持ち手が指にくいこみ、一歩ごとに重かった。

部屋に着いて未沙は、デスクに輝の部屋から持ち帰った食器をひとつずつ並べた。
二つのグラス、二つのプレート。二つのフォークに二つのナイフ・・・。
いびつな姿をしているものもあるが、それぞれに確かな生活のあとがたたえられていた。
未沙はいとおしく眺めた。
・・・それらのように。
恋と呼ぶには二人は近すぎる。だけど特殊な状況下から戻った二人の関係は未だ不安定で、取り巻く世間も少しだけ複雑だ。

同じデスク上、写真のライバーの笑顔はいつもと変わらない。
その微笑みは少年そのものだ。
流れるように小さなトップライトに目を移し、思った。
次に虹を見れるのはいつなのだろう、と。
その時には、輝が自分を名前で呼んでくれることを祈ってみようか、と思った。





あとがき・・・
というかいいわけ
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
展開や心理的にも苦しいものがあり、また統一感がなくて、ざらついた文章だったことと思います。
それなのに読んでくださってありがとうございます。

とにかく最初は輝と未沙のデートの場面、というのを作ってみたかったんです・・・。
そのへんも、なんかしょぼくてごめんね!と言う感じです。

おおざっぱなイメージは湧いても、文章にするというのはすごく難しい、と痛感しました(@@;)。

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Commented by 理沙 at 2007-06-25 10:51 x
ぺぱさん、おはよう御座います。(^^)/
開けてびっくり、すごく嬉しかったですよ。本当に、本当に他の方の文章を切望しておりましたので。
女性らしい視点で、未沙の心理がとても細かく、あの場面が持つあやふやさを見事に表現していて。
特に気にいったのは未沙がシャワーを浴びる所。あの思いって女性ならではという気がするんですよね。(覚えあります。笑^^)
それにその先に発展したくても数々のタイミングの悪さと、決して器用ではない2人のもどかしさ。
それとこの時点でミンメイのポスターの持つ意味が理解出来ていない所が輝らしくて好きです。
この後、本人に会ってやっとその意味に気付く、繋がりが感じられていい部分だと思いました。
様々な状況の中、微妙な不安定さに翻弄させられていても多分2人は最後に見つめ合った所で、無意識にお互いの心を捕えていると理解しておるんですが、少なくとも輝の心はもう決まっているという感じが最後の笑みに表現されてて良かったです。(^^)V
続きはあるのかな?
それにしても、映画版のマックスは何とかして欲しい~\(´Д`)/
Commented by COW at 2007-06-29 10:32 x
ぺぱさん、初SS楽しませていただきました(*^^*)
いやもう、いいたいことは全部理沙さんに言っていただいちゃった・・という感じです(^^)(理沙さん、的確なコメント、すばらしいです!)
理沙さんとほんとかぶっちゃって申し訳ないんですが、未沙がシャワーの時に輝のことを思い出すシーン、私もツボでした。あとラストシーンの輝も。

柿崎の突っ込み方がナイス!彼らしい。こういうサブキャラがいるからマクロスは深みがあるんですよねー。

ああ・・続きが読みたいです。和平交渉、輝の告白、最終決戦、その後と、映画の場面の合間を埋める形で読んでみたいなあ・・・なんて(^^)
リクエスト、だめですか??

素敵なお話、ありがとうございました(*^^*)
Commented by peppermint_y at 2007-07-10 03:10
☆理沙さん&COWさん
コメントの冒頭はいつも言い訳と決まってきましたね(^^;)非常に遅レスで本当に申し訳ありません。

・・・お二人のコメントを読ませていただいて、なんか思わず胸がいっぱいになってしまいました。アホですね~・・・。
いびつな作品を読んでくださり、そして感想、嬉しいです!!SS大先輩のお二人のコメント、ありがたき幸せ!
どう処理していいか判らず、まんまになっているところがたくさんあります。それでも出してみたかったのはマクロスファンの皆さんとのつながりをもっと持ちたいからです。(その割には割ける時間が少ないけど・・・)
シャワーシーン、ツボでしたか!?えへへ。もろ、輝が実物の男性だったら・・・を想像して書いたような気がする・・・怖いですね・・・私。こういうシャワーシーンよくある場面ではありますが、避けて通れない感じがしました。
マックスと柿崎が出てきたのは、自分でも予想外で。この二人を動かす自信がなかったのですが、流れを作ってもらうのに出てくることになりました。なので、お二人のコメントに二人の名前が出てきて嬉しかった!

Commented by peppermint_y at 2007-07-10 03:18
・・実はPCのエンターキーが壊れて、10回位押さないと改行してくれません!非常にストレス。
気を取り直して、つづきです。

>輝の心
映画の最後の告白で『ミンメイをスクリーンで観たとき・・・』って言ってたので、このときには決まってたのかな、って思いはしたのですが、少し早すぎる告白(未遂だけど)だったのかも、ってあとから思ってます。

・・・この帰還シーンって色々に想像出来ますよね?もっと王道な表現がある気がしながらも、作者の性格上どんどんとっちらかっていったような気がします。。。

続き、ですか(@@;)?!思いもしなかったことです!お世辞でもうれしい、ありがとうございます。
でも・・・おふたりにバトン、というのもアリですか??(だって鼻歌歌ってラクラクに作られている気がするんですもの。。。)
Commented by いろは at 2008-02-24 22:29 x
はじめまして!今頃亀ですが、じっくり読ませていただきました!
環境の急激な変化・・・
でもそれは一ヶ月前はあたりまえだった日常に戻っただけという現実と、その頃とは確実に違う自分に戸惑い、一ヶ月の体験が特殊すぎる状況だったからこそ、相手にとっては「切り離されたもの」として済んでしまうのではないかという不安のようなもの。
それを象徴するようなミンメイの存在。
2人の性格からくるもどかしさもすごく「らしく」て、良かったですぅ。
「次の休みのとき、また食事とかいってくれます?」って、輝、よく言ったあ!とガッツポーズの勢いでうんうんうなずいてしまいましたよ。
この後、呼び鈴も押さずにドアを開ける間柄になってるわけですけど、そのあいだにミンメイの帰還やセレモニーでの再会やらあるわけですが、気になります。どうやって越えていったのか気になります〜〜〜(すいません妙にテンション上がってます、先日DVD見たばっかなので)

それにしてもマックス、柿崎いい味出してますね。特にかっきー。これで、あの名場面「おんなができたせいかな、げへへへへ」となるんだ・・・・と妙に納得。

ありがとうございました。またよろしくお願いします
Commented by peppermint_y at 2008-02-26 00:38
いろはさん
はじめまして。ようこそです!読んでくださってありがとうございます。いつ何時でもコメントもいただいて嬉しいです。
私も「愛・おぼ」は何度見ても、テンションあがりますよ(*^^*)
いろはさんがおっしゃる「切り離されたもの」、←言葉にしてくださってうれしいです。そうなんですよね、地球でとマクロスでのギャップはあったと思って。われらも日常でも味わうことがありますよね。夜飲んではしゃぎ、翌朝、シーンみたいな。。。極限状態から普通に戻ったら、男女だし、かなりあったんではと。
それに輝なんてミンメイが寝返り打っただけでビクってた位だから、深い仲ではあるけど、二人の間って割と純情なのかなって思ったりして。
二人はどうやって仲良くなっていったのでしょうかね??私も知りたい。。。とにかくこの文をまとめるので必死で先が見えない感じになってしまいました(^^;)

マックス・柿崎~~この二人は急きょ出演してもらいました。だから少しでも”らしさ”が出てればさいわいです。柿崎くんはこのあと哀しくヒサンですよね・・・。
真摯なコメントありがとうございました☆よかったらまた遊びに来て下さいね!
Commented by peppermint_y at 2008-05-01 23:51
設定ミスv

ふと、思ったのですが・・・
このSSで輝を柿崎が「隊長!」って呼んでいる事について、TVの設定は隊長かもしれませんが、愛・おぼでは輝はまっさらなヒラ、隊長はフォッカーなんでは、と気づきました。
まー、このSS自体、適当なので、ここだけこだわることもないのですが、ね(^^;)
書き直しをしようかと思いましたが、そういうわけでご了承下さいませ。
Commented by 桜陰堂 at 2008-10-14 22:54 x
 こんばんは、peppermintさん。
 「虹ーマクロス・シテイー」読ませて頂きました。
 遺跡から帰って来た直後、二人だけの世界から、もう一つの現実へ引き戻された輝と未沙の感覚、心の距離の微妙な感覚が的確に書かれていて、良かったです。
 マックスも柿崎も自然に動いてます、無理な感じはひとつも有りません。他の作品も読ませてもらいます。
Commented by peppermint_y at 2008-10-15 23:14
桜陰堂 さん
ご来訪ありがとうございます。先にコメントを頂戴し恐縮です。。。
これは初めて完成した作品なのですけど、今あらためて思うと試行錯誤したつもりでも、自分の中では自然に運んでいけた方かもって思います。
なぜなら、この続きを作ろう!と思っても全然うまくいかないんです・・・。

もったいないお言葉、ありがとうございます。少しでもキャラの「らしさ」出てればいちファンとしてもうれしい限りです(^^)
by peppermint_y | 2002-08-01 17:00 | comic | Comments(9)

昔のマンガやアニメに懐古中


by peppermint_y